青の名前

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天川栄人のブログです。新刊お知らせや雑記など。

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Notes

日本児童文芸家協会賞を受賞しました

昨年刊行の『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』『アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬』(いずれも講談社)が、2冊を1作品として、第48回日本児童文芸家協会賞に選ばれました。 jidoubungei.jp 児童書の作家として一つの目標にしていた…

『おにのまつり』が児童ペン賞を受賞しました

昨年刊行の『おにのまつり』(講談社)が、第9回児童ペン賞 少年小説賞を受賞しました。本当にありがとうございます! http://jidoupen.jp/ 企画段階からたくさんの助言をいただいた担当編集さま、イラストをご担当いただいた中島梨絵先生、美しい装丁に仕立て…

30代児童書作家、初めてドラえもん映画を観る

クレヨンしんちゃんを見せてもらえない家庭で育ったせいで*1、時間枠が隣だったドラえもんもあんまり見ないまま大人になりました。毎年公開されるドラえもん映画も1本も観たことがなかった。 しかし曲がりなりにも児童書作家、ドラえもんのこと知らないのは…

プリキュア20周年に寄せて

2月1日はプリキュアの日。プリキュアシリーズ20周年*1、本当におめでとうございます。 (しばし泣く) 20年前に出会った日から、プリキュアは私の光であり、希望であり、理想であり、迷い多き人生における、数少ない絶対的な指針でした*2。毎週日曜日朝8時半…

2022年ありがとうございました

2022年お疲れさまでした。 おかげさまで今年は児童文庫3冊、単行本1冊を刊行することができました。ありがとうございます! また、秋には高校生文芸道場の中国大会で講演とワークショップを行い、文芸部の高校生さんたちと交流できたのが嬉しかった。念願だ…

作家にできること

新作『あやかし協定 妖怪は友だちに含まれますか?』(集英社みらい文庫)が1/28(金)発売になりました! 感染急拡大の折、厳しい情勢ではありますが、著者として少しでもできることがあれば……と、近隣のお店だけにはなりますが、書店様にご挨拶にうかがいまし…

歩き出すシンデレラ

シンデレラ・コンプレックス というのがありまして。若桑みどり先生の『お姫様とジェンダー』*1を読んでから、ずっと気になってはいたのです。 もちろんこれは別に最近現れた概念ではなく、以前からちょいちょい聞く話ではあり、Wikipedia読めばうっすら分か…

2021年ありがとうございました

2021年、お疲れ様でした。 おかげさまで、今年は『悪魔のパズル』②(集英社みらい文庫)、『毒舌執事とシンデレラ』①②(講談社青い鳥文庫)の3冊を出すことができました。ありがとうございます! 他にも同人誌に参加したり、高校生さんの作品の審査をしたり…

ヨボヨボっす

ワクチンの副反応が思った以上にしんどかった記です。ちなみに打ったのはモデルナ。(この記事はワクチン接種を推奨するものでも批判するものでもありません。念のため) 1回目 そもそも1回目からグズグズだったわれわれ(私と夫)。 夫の方が先の日付で予約し…

デビュー5周年を迎えました!

天川栄人です。おかげさまでこのたび、デビュー5周年を迎えました。 こうして作家を続けられるのは、ひとえに作品を読んでくださる読者様のおかげです。本当にありがとうございます! また、いつもお世話になっている出版社様、編集部の皆様、イラストレータ…

好きで運動音痴やってるわけじゃない

突然ですが、私は運動ができません。びっくりするくらいできません。 最初にそのことに気づいたのは、多分、小1のマラソン大会で最下位になったとき。いや、小学校入る前にスキップができなくて泣いたときかな? とにかく、他の子が当たり前にできることが全…

青の名前

その昔この世界を創った『彼』は、あるとき悲しみのため息からひょいと飛び出した青という色に、実際魅了されてしまった。 青は気まぐれだった。『彼』を抱きしめては宥め励まし、かと思えば急にきびすを返して『彼』を絶望の淵に突き落とした。舌の上でざら…