新作『あやかし協定 妖怪は友だちに含まれますか?』(集英社みらい文庫)が1/28(金)発売になりました!
感染急拡大の折、厳しい情勢ではありますが、著者として少しでもできることがあれば……と、近隣のお店だけにはなりますが、書店様にご挨拶にうかがいました。(担当様許可済み*1、写真はすべて撮影許可済み)
ご協力いただいた書店様、本当にありがとうございました。
●MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店様
●ジュンク堂書店 大阪本店様
●未来屋書店 茨木店様
作家デビューしてもうすぐ丸6年になりますが、本を売るって本当に大変なんだなと、日々思います。どれだけ頑張って本を作っても、読者様の手に届かなければ意味がない。ご尽力いただいた編集さんやイラストレーターさんのためにも、できれば売れてほしいけれど、原稿を書き終えてしまった後は、作家にできることって悲しくなるほど少ないです。
もちろん、だからといってただ手をこまねいているわけにはいきません。黙っていても売れるような大御所はともかく、知名度も実績もない私のような作家は、泥臭く地道に努力するしかないわけで……友人知人への宣伝はもちろん、近隣図書館様にご挨拶にうかがったり、小中学校の図書館に寄贈したりと、自分にできる範囲でコツコツ努力してきたつもりです。それでも、世の中には星の数ほど作家がいて、読み切れないほどの本がある。まず存在を知ってもらう、それだけのことが、思っている以上に難しいのです。
だからこそ、書店員のみなさまの応援は何よりもありがたいです。「地元の作家さんは応援しますよ!」と言ってくださる方。「前にもご挨拶に来てくださいましたよね!」と名前を覚えてくださっていた方。「なかなか厳しいとは思うのですが……」と弱音をこぼす私に、「でもこれからヒットするかもしれませんし」と励ましのお声をかけてくださる方。みなさま本当にお優しく、ああやっぱり本屋さんが好きだなあ、本を置いていただけてありがたいことだなあと、心の底から思います。
まん防だの緊急事態宣言だの取り沙汰されている中、読者のみなさまに「ぜひとも書店に足を運んでください!」とは言いにくい。でも、いつも支えてくださる書店様のことを思うと、「Amazonでいいから買ってください!」なんて軽々しく言えない。歯がゆい日々です。最近ではネット書店や宅配サービスもあるけれど、リアル書店の新刊棚の前で、あれもこれもと手を伸ばす喜びは、やはり何ものにも代え難いと思うのです。きっとみんなそうですよね。
もちろん今は感染拡大防止が第一。作家として何ができるのか、答えは出ませんが、なんとか一緒にサヴァイブしていきたいです。
新刊発売中です。よろしくお願いします↓
*1:営業さんの同行とかもなく単身乗り込んで行く私のために、ササッと販促チラシを作って持たせてくださいました……まるで吉備団子のように……。いつも本当にありがとうございます!