青の名前
その昔この世界を創った『彼』は、あるとき悲しみのため息からひょいと飛び出した青という色に、実際魅了されてしまった。 青は気まぐれだった。『彼』を抱きしめては宥め励まし、かと思えば急にきびすを返して『彼』を絶望の淵に突き落とした。舌の上でざら…
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