青の名前

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天川栄人のブログです。新刊お知らせや雑記など。

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【3/9発売】『毒舌執事とシンデレラ③』

 お嬢様教育ラブコメ『毒舌執事とシンデレラ』、おかげさまで3巻が出ます!

 シリーズものが3巻続くのは初めてなので感無量です。ありがとうございます!

 イラストは引き続き三月リヒト先生です。表紙も挿絵も素晴らしいのでご期待ください。

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【あらすじ】

12月。学期末試験を終えると2学期も終わりだ。ルミナス学園では、終業式の晩にクリスマスパーティーが開かれ、優れた衣装を披露した生徒には、学長から星が授与されるという。ファッションセンスに自信がないことに加えて、連日の試験勉強でいっぱいいっぱいの優芽は、相変わらずガミガミと口うるさい月森とケンカをしてしまい……。

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 3巻のテーマは『ファッション』! シンデレラをテーマに書こうと決めたときから、おしゃれの意味やルッキズムについては絶対に触れたいと思っていました。

「人間、中身が大切」と言うけれど、実際そんなに簡単じゃない。見た目はその人の一要素でしかないのに、世界は日々、我々に「(外見的に)美しくあれ(さもないとモテないぞ、人生うまくいかないぞ、いいのかお前はそれで)」と、無言の圧力をかけてきます。毎朝鏡の前でため息をつき、私もあの子みたいに可愛かったら、と落ち込む日々……しゃらくせー!!! 繰り返しますが見た目はその人の一要素でしかないのです。なのにもう! プンプン!

 とはいえ。見た目に気を遣うことに全く意味はない……というわけではない。それも事実。衛生的な身だしなみやスキンケアは、自身の健康を保つためにも大切なことです。

 なにより、おしゃれを勉強して一生懸命自分を磨くことは、たしかに自尊心を育むということを、私たちは経験的に知っています。髪を切ったとき、お気に入りの服で出かけるとき、新しい靴をおろすとき。なんだかいつもより自分を好きになれるような気がするから。

 つまり、モテるためじゃなく、自分を好きになるためのおしゃれなら、どんどんやっていいと思うのです。見た目で悩むのは普通のこと。ここは考え方を変えて、ファッションを自己表現の手段だと捉えてみたら? 何を美しいと思い、どんな自分になりたいのか。それを装いで表現する……なんだかちょっとワクワクしませんか? 3巻はそんなお話です。

 作中、洋服のシルエットや組み合わせ方など、小学生でも取り入れやすい知識を紹介しましたので、優芽と一緒に勉強して、ファッションを好きになってもらえたら嬉しいです!

 

 とはいえ! 何度も言いますがこのお話はあくまでもエンタメ! ラブコメ! です。今巻のキモは優芽と月森の大ゲンカ。その隙に竜之介が張り切ります。謎に包まれていたアイアン寮の寮長もついに登場します(挿絵つき!!!)。

 クリスマスにテストにファッションショーに、盛りだくさんの3巻は3/9発売です! 

 毎日気が滅入るニュースばかりですが、読書の間だけは、ドキドキわくわく、楽しい気持ちになってくださいね。たくさんの方に楽しんでいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

 

 お近くの書店で見当たらない場合は、取り寄せをお願いします。詳しい情報はこちら↓

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作家にできること

 新作『あやかし協定 妖怪は友だちに含まれますか?』(集英社みらい文庫)が1/28(金)発売になりました!

 感染急拡大の折、厳しい情勢ではありますが、著者として少しでもできることがあれば……と、近隣のお店だけにはなりますが、書店様にご挨拶にうかがいました。(担当様許可済み*1、写真はすべて撮影許可済み)

 ご協力いただいた書店様、本当にありがとうございました。

MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店様

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紀伊國屋書店 梅田本店様

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紀伊国屋書店 グランフロント大阪店様

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ジュンク堂書店 大阪本店様

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未来屋書店 茨木店様

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地元のよしみで大きく展開してくださいました。ありがとうございます!

 作家デビューしてもうすぐ丸6年になりますが、本を売るって本当に大変なんだなと、日々思います。どれだけ頑張って本を作っても、読者様の手に届かなければ意味がない。ご尽力いただいた編集さんやイラストレーターさんのためにも、できれば売れてほしいけれど、原稿を書き終えてしまった後は、作家にできることって悲しくなるほど少ないです。

 もちろん、だからといってただ手をこまねいているわけにはいきません。黙っていても売れるような大御所はともかく、知名度も実績もない私のような作家は、泥臭く地道に努力するしかないわけで……友人知人への宣伝はもちろん、近隣図書館様にご挨拶にうかがったり、小中学校の図書館に寄贈したりと、自分にできる範囲でコツコツ努力してきたつもりです。それでも、世の中には星の数ほど作家がいて、読み切れないほどの本がある。まず存在を知ってもらう、それだけのことが、思っている以上に難しいのです。

 だからこそ、書店員のみなさまの応援は何よりもありがたいです。「地元の作家さんは応援しますよ!」と言ってくださる方。「前にもご挨拶に来てくださいましたよね!」と名前を覚えてくださっていた方。「なかなか厳しいとは思うのですが……」と弱音をこぼす私に、「でもこれからヒットするかもしれませんし」と励ましのお声をかけてくださる方。みなさま本当にお優しく、ああやっぱり本屋さんが好きだなあ、本を置いていただけてありがたいことだなあと、心の底から思います。

 まん防だの緊急事態宣言だの取り沙汰されている中、読者のみなさまに「ぜひとも書店に足を運んでください!」とは言いにくい。でも、いつも支えてくださる書店様のことを思うと、「Amazonでいいから買ってください!」なんて軽々しく言えない。歯がゆい日々です。最近ではネット書店や宅配サービスもあるけれど、リアル書店の新刊棚の前で、あれもこれもと手を伸ばす喜びは、やはり何ものにも代え難いと思うのです。きっとみんなそうですよね。

 もちろん今は感染拡大防止が第一。作家として何ができるのか、答えは出ませんが、なんとか一緒にサヴァイブしていきたいです。

 

 新刊発売中です。よろしくお願いします↓

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*1:営業さんの同行とかもなく単身乗り込んで行く私のために、ササッと販促チラシを作って持たせてくださいました……まるで吉備団子のように……。いつも本当にありがとうございます!

【1/28発売】『あやかし協定』宣伝コンテンツもろもろ

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新作妖怪ストーリー『あやかし協定 妖怪は友だちにふくまれますか?』(集英社みらい文庫/イラスト:亜樹新先生)、いよいよ1/28(金)に発売です!

 宣伝用コンテンツをたくさん作っていただきましたので、こちらにまとめます! ぜひチェックしてみてくださいね。

●公式PV

youtu.be なんとなんと!
 千里CV:村瀬歩さん(アニメ『ハイキュー!!』日向翔陽、アニメ『魔入りました!入間くん』鈴木入間 役など)
 相馬CV:比上孝浩さん(アニメ『日常』桜井誠 役など)
 という超豪華なキャスティング! ありがとうございます!

 かっこかわいい亜樹新先生のイラストも相まって、大変贅沢な仕上がりになっております。ぜひご覧ください!

●ショート動画

 上記キャストによるショート動画『千里と相馬の妖怪ラジオ』が、1/26より順次公開されます。

 声優さんや芸人さんのラジオをヒントに、千里と相馬がなんやかんやおしゃべりする感じで脚本書き下ろしました。二人の関係性が伝われば嬉しいです!

【第1話】はじめまして!

youtu.be

【第2話】発売直前!

youtu.be

【第3話】無人

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【第4話】マイナー妖怪

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【第5話】怖い話

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●LINEお友達限定コンテンツ

 LINEでみらい文庫公式アカウントとお友達になってくださった方限定! 1/24より、LINE VOOM(タイムライン)にて『あやかし協定 妖怪ノート』を順次公開中です。作中に登場する妖怪について、千里と相馬が紹介します。

miraibunko.jp

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●特集ページ

 あらすじやキャラ紹介など、詳しい内容についてはみらい文庫の特集ページをチェックしてください! 冒頭試し読みもありますよ。

 発売前から応援コメントもちょうだいしており、本当に嬉しいです! ありがとうございます。楽しんでいただけますように。

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 いよいよ今週金曜、1/28発売です! 明るく楽しい一冊になりましたので、ぜひぜひ手に取ってみてくださいね。応援よろしくお願いします!

 なかなか先の見通せない情勢ですが、こんなときだからこそ、本を通して読者様に元気を届けられたらと思っています。

 どうぞよろしくお願いいたします!

 ご予約・ご購入はこちらから↓

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歩き出すシンデレラ

シンデレラ・コンプレックス

 というのがありまして。若桑みどり先生の『お姫様とジェンダー*1を読んでから、ずっと気になってはいたのです。

 もちろんこれは別に最近現れた概念ではなく、以前からちょいちょい聞く話ではあり、Wikipedia読めばうっすら分かった気にはなれるんですけど、「うっすら分かった気になってる」ときってほとんどの場合「全然わかってない」ので、なにはともあれ原典を読んでみた。

www.kinokuniya.co.jp

他者に面倒をみてもらいたいという根深い願望、個人的・心理的な依存が女を押さえつけている…。わたしはそれを「シンデレラ・コンプレックス」と名づける。そして、シンデレラのように、女は今日もなお、外からくる何かが自分の人生を変えてくれるのを待ちつづけているのだ。

「シンデレラのように、いつか素敵な王子様が現れて、私を幸せにしてくれるはず」そう思いながら、ただただ待つ。助けてほしい。守ってほしい。その依存的願望=シンデレラ・コンプレックスが、女性の自立を妨げているのだ、というのが著者ダウリングの主張なわけです。(もちろん依存的願望は女性に限ったことではないのですが、少なくとも本書の中で扱われるのは女性におけるそれです)古い本なのでちょいちょい引っかかる部分はありますが、いやでもわかる、わかるなー、というのが個人的な感想です。

 ここで改めて言うまでもなく、「囚われ、助けられ、守られる」という旧式のプリンセス像は、もはや完全に時代遅れであるにもかかわらず、物語の形で今もなお繰り返し語られ続け、女の子を縛る呪いにもなっています。女の子が、女の子であるというだけで、自ら「助け待ち」の態勢になり、自分の可能性を狭めているのだとしたら、それはとても悲しいこと。書き手としては、そういう旧い価値観を無自覚に焼き直すようなことは避けたいなと思います。

 とはいえ。とはいえ私だってシンデレラ好きだし*2、ドレスアップのシーンはワクワクするし、恵まれない境遇の主人公が成り上がっていくお話は、テッパンの面白さだと思うし。シンデレラが好きな女の子に「こんな物語は時代遅れだから読んじゃいけません! ガラスの靴*3は処女性の象徴で、あなたの独立心を奪い家父長制のうちに囲い込むのよ」とか言うのは、なんだかなあ。

 で思うんですけど、物語は生き物だから、時代によって読み替えるのも全然アリ。ガラスの靴、いいじゃん。だって、靴って、履いて、歩き出すためにあるものでしょう。考えようによっては、とてもポジティブなモチーフとも言えるのではないでしょうか。

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通りを渡るということ

『シンデレラ・コンプレックス』の中で印象的だったのが、著者ダウリングが見る「通りを渡る」夢です。

  街のすさまじい雑踏に、わたしはたじろぐ――人の群れ、音、車の流れ。(…)

「とにかく動くこと」内なる声がせきたてた。「いつまでも突っ立ってるわけにはいかないんだから」(…)

 通りを渡るということが肝心だったのだ――一歩ずつ、車やトラックにはねられないよう気を配り、活動と行動と喧騒の中を分け入って進む――まったくの独立で。

 通りを渡ったとき、わたしは気もやわらぎ、おじけづかなくなり、目の前にひろがるこの午後の光景になんとも愉快な気分になった。傷つくことなく通りを渡ったのだ。(…)

 要するに、わたしは充足を感じた。

 ハーレムの騒がしい大通りを自力で渡りきる夢を見て、著者は覚醒する。これまで自分を縛っていた依存的願望にさよならして、自分の力で生きていこうと決意します。

 王子様が白馬を駆り竜と戦っているというのに、お姫様のほうは「通りを渡る」だけなんて、ちっぽけな冒険だなと思いますか? そんなことないんじゃないかな。だって、「通りを渡る」というのは、ものすごく勇気が要ることだから。

 というのも、シンデレラとは全然関係ないんだけど、この「通りを渡る」くだりで、私、映画『ガタカ』を思い出したんです*4

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こいつすぐ映画の話に持ってくな。

 主人公は事情があって近視である(裸眼だとほとんど何も見えない)ことを隠しています。でもある日、コンタクトを外した状態で通りを渡らなければならなくなる(どんな状況? って感じだけど、まあ事情があるんです)。

 目の前の通りを、高速で行き交う車。視界はぼやぼやで、危ない。でも、渡らなければならない。助けはない。だからあるとき覚悟を決めて、ひとりで渡る。無事に渡り切ったのち、美しい朝日を見る。とても印象的なシーンです。

 のちにヒロインが言います。

 You couldn't see, could you? That night, crossing the street.  You crossed, anyway.

 見えなかったのね。道路を渡った時。でも渡れた。

 でも渡れた。渡れたんです。

 思うに、「通りを渡る」ことは、「挑戦する」ことの比喩なのです。周りにどれだけ不可能と言われても、やってみる。誰のためでもなく、自分だけのために。できない理由を探す前に、踏み出す。それは怖いことだし、事実危険だし、もしかしたらやっぱりできないかもしれない。でも、渡らなければ、あの美しい朝日は絶対に見られないのです。

 そういえばちょっと前のドラマ『大豆田とわ子と3人の元夫』にも「信号のない横断歩道を渡るのが怖い」キャラがいたなあ。「通りを渡る」ということは、怖いことなんですよね。本質的に。どこから何が出てくるかわからんしさ。だいたい、真正面から襲ってくるドラゴンばかりが敵じゃないでしょう。頼んでもないのに急に脇から出てきて「やめときなさい!」って進路を阻む、おせっかいな障害が、特に女の子の人生には多いんじゃないかと思う。

 でも当然だけど、女の子にだってできるんですよ。やろうと思えば。歩き出してしまえば。ふらつきながらも裸眼で道路を渡り切った、『ガタカ』の主人公のように。

 だからこそ、女の子にはどんどん「通りを渡って」ほしい。自分の足で世界に飛び出して、人の行き交う大通りをずかずか歩いてほしい。「怖かった。でも渡れた!」「私、案外できるじゃん!」という成功体験を、なるべくたくさん得てほしい。女の子だけがお城の中で大事に大事に守られてなきゃいけない理由なんて、どこにもないんだから。

 ときに失敗しつつも、挑戦し、自分ひとりの力で幸せになる。そういう道は、性別にかかわらず誰にも平等に開かれているべきです。自分の人生を自分で動かせるという実感は、生きていくうえで欠くべからざることだと思うわけです。

 現代のガラスの靴は、王子様に選ばれるためじゃなく、シンデレラが自力で踏み出す一歩のためにあってほしいと思います。 

で、宣伝

  とかなんとか思いながら書いたのが、『毒舌執事とシンデレラ』シリーズ(講談社青い鳥文庫)です。エンタメなので別にテーマとかはなくたっていいんですけど、でも書きながらずっと『シンデレラ・コンプレックス』が頭にありました。

 トンチキな題名ですが、いたって真面目です。私こんなだから、すぐチョケちゃうんですけど、でもほんとに本気で書いたので、たくさんの方に読んで欲しいです。応援してください!

aoitori.kodansha.co.jp 

 詳細はこちら↓

eight-tenkawa.hatenablog.com

 2巻はこちら↓

 ぜひぜひ、ご感想くださると嬉しいです! 青い鳥文庫ウェブサイトなどから、お気軽にどうぞ。

 

 長くなっちまったな。わはは。今年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*1:主にディズニーアニメのプリンセス映画を題材に、ジェンダーについて考える入門書。ド名著。読んで。

*2:NHKの『バリバラ』で「シンデレラ問題」が話題になったとき、今どきシンデレラなんて……という論調の中、「でも私はシンデレラ好き~」とおっしゃる方がいて、それはそれでなんか安心した。

*3:Amazon Original版の映画『シンデレラ』では、シンデレラがガラスの靴の履き心地の悪さを愚痴っていてすごくよかった。そりゃ普通いやだよね。なおガラスの靴(The glass slipper)はもともとは毛皮の靴だったとかいう議論があるけど、要は重要なのは材質ではなく、容易に脱げる形であること(slipper)ってことだと思う。

*4:イーサン・ホークジュード・ロウユマ・サーマンの静かで美しいSF。めちゃいい。観て。

【1/28発売】『あやかし協定 妖怪は友だちにふくまれますか?』

 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。帰省中よそに預けていた猫の機嫌がなかなか直りません!

 新年早々宣伝で恐縮ですが、新作『あやかし協定 妖怪は友だちにふくまれますか?』(集英社みらい文庫)が1月28日に発売予定です!

 超かっこいい&ハイパーかわいいイラストは亜樹新先生です。ご期待ください!

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【あらすじ】

いなかからやってきた千里(超元気だけど友達ゼロ!)は、京都の寮がある中学に入学。
友達を作ろうとはりきっている……けど、ルームメイトの相馬は"超クール"なやつだった! 

ある夜、千里は相馬が妖怪「雷獣」をつかまえているのを目撃。
じつは、妖怪は人間の生活にとけこんで暮らしているらしい(!)。

そして相馬は「イタズラしすぎた妖怪」をつかまえる組織『カラス』の一員だった! 
千里は、相馬の相棒として、妖怪トラブルを解決することになってしまって……!?

読めば元気がでる、妖怪ファンタジー

miraibunko.jp

 でこぼこバディが大暴れ? 妖怪だらけのアクションコメディ!

 前作『悪魔のパズル』は、とにかく悩みまくる主人公でしたが、今度の主人公は、考えない! フィーリングで突き進む超元気っ子です。クール(物理的に!?)なバディとのかけあいや、次々登場する個性豊かな妖怪たちもお楽しみに。

 とにかく頭を使わずに、ゲラゲラクスクス楽しめるような作品を目指しました。担当編集さんに「読めば元気が出る!」と太鼓判押していただいたので、お疲れ気味の大人の方もぜひ。

 怖いけどどこかユーモラス。ゾクッとするけどクスッとする……そんな妖怪の魅力が伝われば嬉しいです!

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こちらは岡山県蒜山地方のローカル妖怪スイトン。悪いやつは食べちゃうぞ。

 宣伝企画もろもろ準備中なので(みらい文庫さんいつもありがとうございます!)、Twitterにておいおいお知らせしていきますね。また、みらい文庫さんとLINEでお友達になると、みらいニャン(可愛い)がタイムラインで最新情報を流してくれるので、こちらもこの機会にぜひ。

 1/28発売です! どうぞよろしくお願いします。

  ご予約はこちらから↓

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2021年ありがとうございました

 2021年、お疲れ様でした。

 おかげさまで、今年は『悪魔のパズル』②(集英社みらい文庫)『毒舌執事とシンデレラ』①②(講談社青い鳥文庫の3冊を出すことができました。ありがとうございます!

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 他にも同人誌に参加したり、高校生さんの作品の審査をしたり、その他もろもろ、一年通して忙しく過ごしました。ありがたいことです。

 2月にはデビュー5周年を迎え、著作がちょうど10冊目になるなど、個人的になんだか感慨深い年でもあったのですが、自分は恵まれているなあと思う一方、書けば書くほど自分の下手さを思い知るようで、ヘラヘラしてもいられず。書きたいものはいっぱいあるのに、自分の力が追いつかなくて悔しいです。せめて、応援してくださる方への感謝の気持ちだけは、いつでも忘れずにいたいと思っています。

 とはいえ小説書くの楽しい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!のは変わりないので、まだまだ頑張るぞい。作品のご感想など、ぜひお気軽にお聞かせください。お手紙やTwitterなどはもちろん、各版元様のサイトからも感想が送れます。見つけたら泣いて喜びます!

 

 これだけで終わるのも忍びないので、迷い深きこの一年、心の支えになってくれたものたちを紹介します。

ル・ポールのドラァグ・レース

www.netflix.com

 ご存知の方も多いと思いますが、これ見始めてから大袈裟じゃなく人生観変わって行ってる感じがあります。ド派手でハッピーなつよつよメッセージが、折れそうな心に染みるのだ。

 推しはS2のパンドラ・ボックス、S5のジンクス・モンスーン、S9のサーシャ・ベロア。「人生は祝福よ!」(S1 オンジャイナ)

せいぜいがんばれ! 魔法少女くるみ

www.seizeiganbare.jp

 疲れてくると身体がショートアニメしか受け付けなくなるので、Pie in the skyさんには何度も助けられました。可愛いけどかなりぶっ飛んでるのでお気をつけください。松本監督作品だと「ポンコツエスト」も好き。

美容は自尊心の筋トレ

www.ele-king.net

 めちゃくちゃよかったので、ルッキズムの呪いに苦しんでいる同志各位はぜひお読みください。あと「いつもご機嫌でなくちゃ」の呪いに苦しんでいる同志各位もぜひお読みください。たまに不機嫌なきみだって可愛いんだよ。

ねこ❤️

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最近こたつの正しい使い方を覚えたぞ。

 保護猫を引き取り、念願だった猫との暮らしが始まりました! しんどいことがあったとしても「まあ家帰ったら猫おるしな」と思えるようになったのでサイキョー。一緒にいっぱい遊ぼうね。元気で長生きしてね。

 

 そんなこんなで、今年も一年間、本当にありがとうございました。来年も焦らずゆっくり頑張りますので、引き続き応援してくださると嬉しいです。

 まずは来年1月発売予定の新作『あやかし協定 妖怪はともだちに含まれますか?』(集英社みらい文庫)をよろしくお願いします! 年明け以降、もろもろ告知していきますね。

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 それではどなたさまも良いお年を。 

【10/14発売】『毒舌執事とシンデレラ②』

 お嬢様教育ラブコメ『毒舌執事とシンデレラ』、おかげさまで2巻が出ます! ありがとうございます!

 今回も三月リヒト先生の素晴らしいイラストがたっぷりです。お楽しみに。

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【あらすじ】

「マナー強化月間」ーー11月の1か月、ルミナス学園では学園中に『お目付け役』が配置されて、生徒の一挙手一投足がチェックされる。「どう振る舞ったって、その人の自由じゃないの」とうんざり顔の優芽に対して、月森は「マナーとは優しさ、思いやりです。」と語る。
 そんな中、優芽はアイアン寮でハウスパーティーを行うことを提案するが……。

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 2巻のテーマは『マナー』。ひえええ~! しかし腐ってもお嬢様もの、避けては通れぬ道であります。

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映画『プリティ・プリンセス』より「マナーは重要」。

 マナーって、聞いただけでウッとなりますよね。私もです。実はかつて会社の採用部で働いていたことがあるので、特にビジネスマナーなる謎儀式には人一倍思うところがあるのだ。

 これはよく考えれば当然のことなのですが(そして就活中の皆様には安心してほしいのですが)、「ノックの回数が間違ってる! 不採用!」なんてことは、よほど特殊な業界でない限りはありえません。細かいマナーを気にするあまり、話の内容がおろそかになるようでは、まったくもって本末転倒なんじゃ。

 ただやっぱり、同じスペックなら、だらしない格好の人よりはきちんとした身なりの人の方が、覇気のない返事をする人よりはハキハキ受け答えする人の方が、印象はいいですよね。なぜかって、本当に相手に敬意を持っているのなら、自然と態度に現れるはずだから。重要なのはそこでは? と思うのです。

 マナー講師が失礼クリエイターとか呼ばれる昨今、マナーなんてどうでもいいじゃない~という風潮もあり、言いたいことは分かる、分かるが、でもどうでもよくはないんじゃない? 意味がないってわけではないんじゃない? と自分を説得しながら2巻を書きました。

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「マナーが人を作る」といえば、映画『キングスマン』。

 とかなんとかまたモゴモゴ言うてますが、本作はあくまでもエンタメ! ラブコメ! です(そして就活は関係ない)。難しいことは抜きにして、ドキドキワクワクしながら、楽しく読んでいただければ嬉しいです。

 2巻はパーティー三昧! 琳が怒ったり、竜之介がおろおろしたり、月森が相変わらず厳しかったりします。「真のお嬢様」を目指して頑張る優芽を、ぜひ応援してくださいね。

 10/14発売です。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 予約始まっています↓

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