新作YAが出ます!
『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』(講談社)4/12発売予定です。
表紙イラストは金子恵さんにご担当いただきました。裏表紙まで続き絵になっているので、ぜひ現物を手に取ってご覧になってください。
【あらすじ】
高1の安斎えるもは、この春、3年ぶりに東京から地元(ド田舎)に戻ってきた。
いろいろあって、ボロボロになっていたえるもだが、久しぶりに見上げた地元の星空に感動し、天文部に入ることを決める。
しかし、天文部には変人の先輩が一人しかいないという状態だった……。
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高校天文部が舞台の青春モヤモヤ系YA。SNS依存気味の主人公えるもが、天体観測を通じて自分自身と向き合っていくお話です。
ずっと書きたかった天文部もの! 学生時代、天文同好会でプラネタリウム製作に明け暮れていた経験を活かし、星座や天文学、天体観測の基礎の基礎を、初心者でもわかりやすいように書きました。作中の時間は2023年の天文カレンダーで動いているので、今年の春夏の天体観測のお供にもしていただけます。
テーマは「SNS時代の孤独」。常時接続の世界で、絶えずみんなとつながっていながら、でもなんとなくずっと寂しい、そんな孤独感について考えてみました。もちろん「スマホ辞めたら万事解決」みたいなイージーな結論にはなりませんのでご安心を。
明るい光厳禁の天体観測は「寂しさ」との相性がよい気がします。望遠鏡のレンズを覗き込むときは、誰だって一人きりですから。この広い宇宙で、私たちはみんなみんな一人ぼっちで、でもだからこそ、誰かとつながりたいと切に願うのだと思います。
4/12発売です! どうぞよろしくお願いいたします。
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