【お知らせ】
・特になし。次の刊行は春ごろです。たぶん。
【お仕事】
・書き手のためのジェンダー勉強会サロンを主催しました。ご参加いただいた作家さん、編集さんから、たくさんのご感想をいただきました。本当にありがとうございます。これからも一緒に考え続けていきましょう。
・岡山県美作市にて講演(学校保健会美作市・英田郡・勝田郡合同研修会)を行いました。『虹色のパズル』を読んだ先生からご連絡いただき、子ども向けかと思ってお受けしたら、まさかの養護教諭さんの研修会で驚きました笑
『虹色のパズル』を執筆する上で気を付けたこと、監修の方から受けた指摘、また最近出たアンケート調査の結果などから、学校現場でLGBTQ+当事者の方が困ることや大人ができるサポートについて、当事者の方からうかがったエピソードなどを交えてお話しました。先生方がとても優しく受け入れてくださって嬉しかったです。ありがとうございました!
・新作に着手しました。
・その他こまごまと改稿や確認作業など。
【観た映画とか読んだ本とか】
『ゴジラ-1.0』『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『窓ぎわのトットちゃん』
この3作品が同時期に出てるの意義深い。戦争は最悪です。戦争絶対反対。
特に『窓ぎわのトットちゃん』は日本アニメ映画史に残る傑作だと思うのでみなさんぜひ観てください。本当に素晴らしかったです。
『アナタノキモチ』安田夏菜(文研出版)
とてもよかったです。ASDの男の子・ハル君を受け入れることになった家族のお話なのだけど、「ハル君は特殊な存在なので『ふつう』であるところの周りの家族には気持ちが理解できない」のではなく、ハル君を介してが「自分を『ふつう』だと思っている周りの家族こそ、他人の(ときに一番近い家族の)気持ちを全く理解できていない」ことがあぶり出されるのがすごい。一人一人にどっしりした質量があり、衝突や葛藤を経てそれでも修復への希望を感じさせるラストにも説得力がありました。おすすめ。
『オランジェット・ダイアリー』黒川裕子(光村図書)
めちゃくちゃよかったです。宇和島市のみかん農家とガーナが舞台という設定ながら、主人公樹々とリクが等身大で好感度が高く、純粋に二人を応援したくなる爽やかな成長ストーリー。樹々がキレるシーン最高でした。あと、とにかくラストが可愛すぎる!
【その他】
・ふたご座流星群を見に行った翌日にとっても嬉しいお仕事の依頼をいただいた。ありがとうございます! 楽しみだー!
・サロンの後しばらく燃え尽き症候群になってたんですが(本当にものすごく準備が大変だったんです)今後のスケジュール考えたら燃え尽きてる場合じゃねーぞ。色々積み残したままの年越しになりそうですが、来年も頑張ります;;
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【2023年ありがとうございました】
というわけで今年も1年間ありがとうございました。
今年は『セントエルモの光』『アンドロメダの涙』のクガコー天文部シリーズと、『虹色のパズル』を刊行し、加えて初めてアンソロジーにも参加させていただきました。担当さま、イラストレーターさま、書店さまや図書館さま、そして読者のみなさま、本当にありがとうございました。
その他今年は新聞に載ったり雑誌に載ったり、文芸道場の講師をやったり、カフェイベントや読書会を催してもらったり、ジェンダーサロンやったり講演をしたり、児童書作家さんともたくさんお会いできて、ご縁の広がる1年でした。
そして何より、『おにのまつり』が児童ペン賞を受賞しました。いわゆる新人賞ではなく、出版された本に対してこのような賞をいただくのは初めてなので、本当に嬉しかったです。岡山のみなさんに祝っていただけたのも嬉しかった。
デビュー以来ずっと売れなくて、暗闇に向かって叫び続けているような8年間だったのですが、ようやく何か報われ始めたような気がします。なかなか芽が出なくても、地道に頑張ってたら見てくれてる人はいるんだなって思う。本当に本当に、ありがとうございます。めげてもしょげてもやめない精神で、これからも頑張ります。
今年はもうとにかくずっと取材してたんですが、その成果は来年の春以降に形になっていくはずです。自分の言葉に説得力を持たせるために、あっちこっち飛び回った1年でした。お世話になった方々に感謝。その他にもいろいろと新しいお仕事をいただいているので、前のめりで挑戦していこうと思っています。応援してください。
悲しいニュースが多い1年でした。今は自分の心と身体と大切な人たちをいたわって、新しい年に希望を託したいです。みなさまどうぞよいお年をお迎えください。
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