【お知らせ】
『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』(講談社)が発売されました!
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eight-tenkawa.hatenablog.com ぜひ読んでください。そしてご感想をお聞かせください。読者ハガキでもお手紙でもネットでも、何でもウェルカムです。読者様からのご感想が何よりの力です!
なお下巻となる「秋と冬」編は秋ごろ刊行の予定です。ご期待ください。
【お仕事】
・新刊の宣伝もろもろ。
私にとって、本は出してからが本番。販促物をドカドカ作ってもらえたり、営業さんが猛プッシュしてくれたりするような人気作家ではないので、宣伝は自分の仕事だと思って、書店周りなどコツコツ頑張っています。一人でも多くの方に届きますように。
・改稿。行き詰まり中。
・ゲラ。
・短編もりもり。
・新しい原稿に着手しました。頑張るぞい。
【読んだ本とか観た映画とか】
『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』
エンタメとして一級品でした。こういうのでいいんだよこういうので。絶対に恋愛関係に発展しない男女バディが大好きなので、主役ペア最高でした。あとセクシーパラディン……いやもうほんと……。
ちなみに本作と比較されがちな単数形の『ダンジョン&ドラゴン』(2000)、チープな映画として名高い(?)けど私はこのチープさが嫌いではない。
『雨宮さん』あらゐけいいち
フェティシズム礼賛系不条理ギャグ。カワイイ。大好き。
それがどんなに些細でニッチなことでも、好きなものは好きって言っていこうぜ。
私はね……ラムネ瓶の形、好き。カレールーを4つに割る感触、好き。古い本の印刷の凹凸、好き。北海道出身の友達がたまに「~なのさ」って言うの、好き。
『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』鳥海不二夫/山本龍彦
『セントエルモの光』を書き始めてから、スマホやSNSとの付き合い方についてずっと考えています。関連書籍も色々読んだけど、この本で提示される「情報は食べ物に似ている」という発想が一番腑に落ちました。
私たちは情報を自律的に取捨選択しているようでいて、全然できていない。フィルターバブルやエコーチェンバーによって情報が偏ったり、デマや炎上など「有害だけど面白い」ものに惹きつけられてしまう。つまり栄養が偏っていたり、美味しいけどジャンクな情報ばかり食べていたりするわけです。
食べ物が身体を作るように、情報が思考や人格を作ると考えれば、食事と同じように、情報もバランスよく摂取することを目指すべき。フェイクニュースなどへの免疫を獲得するとともに、情報やコンテンツにもカロリー表示を義務付けることが望ましい、というのが面白かった。
情報に振り回されるのがどんなに嫌でも、「情報を絶つこと」自体は根本的な解決にはならないんですよね。食べないでは生きていけないのと同じように。大事なのは、自分が今何を食べているのか、ちゃんとわかっていることなのだと思う。
【その他】
・今年3回目の帰省。もう岡山に住んだほうがいいんじゃないか?
・あらゐけいいち展に行きました。展示もグッズも全部可愛くてたまらん。財布のひもゆるみまくりでした。その勢いで日常レストランもハシゴ。コラボカフェって初体験だったのですが、めちゃくちゃ楽しい空間ですね。
・ドラえもん映画を年代順に観ているところです。折り返しを過ぎ、いよいよ新ドラ突入。