【お知らせ】
・『虹色のパズル』(文研出版)の紹介記事を山陽新聞に載せていただきました。
www.sanyonews.jp・『アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬』(講談社)9/13ごろ発売です!
【お仕事】
・カフェイベント『虹色のパズル』ありがとうございました!
・改稿もろもろ。
・新作プロット。難航中。
・今年も文芸道場おかやまの散文部門講師を仰せつかっております。
応募作品の審査を終え、今は来月のワークショップの企画を練ってるところ。去年はストーリーのお勉強だったので、今年はキャラクターづくりのワークショップにしようと思っています。楽しみ!
【観た映画とか読んだ本とか】
『バービー』
大・傑・作。終始ゲラゲラ笑いつつ号泣してました。
いや大前提としてコメディなので笑うべきなんですが(この映画を観てしかめつらしちゃった人はいい機会をもらったと思ってフェミニズムを勉強してください)、でも同時に泣けました。冒頭「ヒステリックにならず論理的に語ることのできる」法廷バービーが出てきたあたりで、もう泣いてたんですよ私。ラストなんかもう、なんで泣いてるのかわかんないまま号泣してた。男女カップルがデートで観に行くのはリスキーな気もするが、とにもかくにも傑作なので観てほしい。
※ただしラストカットを妊娠と解釈するのは無理筋だと思う。婦人科って妊娠/出産する気がない人でも行くからね。妊産婦だけでなく、ままならない身体を抱えたあらゆる女性*1が「「「人間としての日常」」」をやっていくために行くところだからね。
『マイ・エレメント』
子どもにはシンプルなロミオとジュリエット型ラブストーリー、大人には移民2世の葛藤……と、多層的に訴えるいい作品だった。エンバーがしんどすぎてつらい。「いい人でいる」ためのリソースすらない階級で、怒ることで自分をギリギリ保ってる感じ。泣くこともできずに。自分がどうして怒ってるのかもわからずに。
エンバーには絶対に幸せになってほしいが、ウェイドと一緒でほんとに幸せになれるのか、やや心配……。
最近伊藤亜紗さんのお仕事をちょっとずつ読んでいる。視覚障害のある方や吃音の方が自分を語るときの言葉って、健常者やふつうに喋れる人の回路では絶対に出てこない豊かな表現があって、(不謹慎かもしれないが)すごく面白い。「しゃべれる方が変」ってまさにそうなんだよな。
【その他】
・夏休みはほぼ寝たきりだった。状況証拠的におそらくコロナ(微熱、咳、鼻水、のどの痛み、倦怠感が3~4日続き、嗅覚・味覚障害が出た。なお発症2日前に会った人が陽性だった)だと思うんだけども、抗原検査キットで陽性が出ず、かといって高熱が出たわけでもないので病院にもかからず、結局なんだったんやとモヤモヤ。今は元気です。
・フォントオタクの人が家に遊びに来た。なにごとも、その道のプロの話は面白い。
・下半期は珍しくイベントが多くなりそうです。いろんな方にご協力いただきながら、色々企画を練っています。次は来月の文芸道場。頑張るぞ。
*1:もちろん女性じゃなくても婦人科に行く人はいる。