昨年刊行の『おにのまつり』(講談社)が、第9回児童ペン賞 少年小説賞を受賞しました。本当にありがとうございます!
企画段階からたくさんの助言をいただいた担当編集さま、イラストをご担当いただいた中島梨絵先生、美しい装丁に仕立ててくださった大岡喜直(next door design)様、帯にコメントをお寄せくださったあさのあつこ先生、その他この作品の製作に携わっていただいた全ての方に、厚くお礼を申し上げます。
ふるさとである岡山を舞台にした小説は、かねてからの悲願でもありました。岡山への愛を詰め込んだこの作品が評価されたことは、岡山出身者としてとても誇らしいですし、いつも応援してくださる岡山の読者様や書店さん、司書さんに恩返しができたことが何より嬉しいです。
もちろん岡山だけではなく、迷い、悲しみ、怒り、葛藤し、心の中に鬼を抱える日本中の子どもたちに、この作品を通して何か一つでも伝えられることがあったなら、これ以上の喜びはありません。
この作品をお読みくださったすべての読者様に、今一度お礼を申し上げます。いつも本当にありがとうございます。今後もよい作品を書いていけるよう、精進してまいりますので、引き続き応援してくださると嬉しいです。
なかなか自分に自信が持てず、いつも卑下してしまう私ですが、今日ばかりは胸を張りたいと思います。未読の方、これを機にぜひお読みください。きっと後悔はさせません。
これからも『おにのまつり』をどうぞよろしくお願いいたします。