青の名前

青の名前

天川栄人のブログです。新刊お知らせや雑記など。

MENU

【10/14発売】『毒舌執事とシンデレラ②』

 お嬢様教育ラブコメ『毒舌執事とシンデレラ』、おかげさまで2巻が出ます! ありがとうございます!

 今回も三月リヒト先生の素晴らしいイラストがたっぷりです。お楽しみに。

f:id:eighttenkawa:20211004111117j:image

【あらすじ】

「マナー強化月間」ーー11月の1か月、ルミナス学園では学園中に『お目付け役』が配置されて、生徒の一挙手一投足がチェックされる。「どう振る舞ったって、その人の自由じゃないの」とうんざり顔の優芽に対して、月森は「マナーとは優しさ、思いやりです。」と語る。
 そんな中、優芽はアイアン寮でハウスパーティーを行うことを提案するが……。

aoitori.kodansha.co.jp

 2巻のテーマは『マナー』。ひえええ~! しかし腐ってもお嬢様もの、避けては通れぬ道であります。

f:id:eighttenkawa:20210513121155p:plain

映画『プリティ・プリンセス』より「マナーは重要」。

 マナーって、聞いただけでウッとなりますよね。私もです。実はかつて会社の採用部で働いていたことがあるので、特にビジネスマナーなる謎儀式には人一倍思うところがあるのだ。

 これはよく考えれば当然のことなのですが(そして就活中の皆様には安心してほしいのですが)、「ノックの回数が間違ってる! 不採用!」なんてことは、よほど特殊な業界でない限りはありえません。細かいマナーを気にするあまり、話の内容がおろそかになるようでは、まったくもって本末転倒なんじゃ。

 ただやっぱり、同じスペックなら、だらしない格好の人よりはきちんとした身なりの人の方が、覇気のない返事をする人よりはハキハキ受け答えする人の方が、印象はいいですよね。なぜかって、本当に相手に敬意を持っているのなら、自然と態度に現れるはずだから。重要なのはそこでは? と思うのです。

 マナー講師が失礼クリエイターとか呼ばれる昨今、マナーなんてどうでもいいじゃない~という風潮もあり、言いたいことは分かる、分かるが、でもどうでもよくはないんじゃない? 意味がないってわけではないんじゃない? と自分を説得しながら2巻を書きました。

f:id:eighttenkawa:20210513120931p:plain

「マナーが人を作る」といえば、映画『キングスマン』。

 とかなんとかまたモゴモゴ言うてますが、本作はあくまでもエンタメ! ラブコメ! です(そして就活は関係ない)。難しいことは抜きにして、ドキドキワクワクしながら、楽しく読んでいただければ嬉しいです。

 2巻はパーティー三昧! 琳が怒ったり、竜之介がおろおろしたり、月森が相変わらず厳しかったりします。「真のお嬢様」を目指して頑張る優芽を、ぜひ応援してくださいね。

 10/14発売です。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 予約始まっています↓

bookclub.kodansha.co.jp